Brompton Southwest Trains号、買ってから3年間ノーマル(M3L:内装3速モデル)で頑張ってきたのですが、坂道・逆風のつらさに耐えきれず、走行性能を上げるために徐々にカスタマイズ。結局最近M6L(内外装6速モデル)に変身しました。結構お金はかかってしまったものの、走りは納得のいくレベルになったので試行錯誤のカスタム史を順を追ってご紹介。どのカスタムも走りが良くなったので、走行性能を上げたい人はチェックしてみてください。

フロントギアを50Tから44Tに(効果:★★★★)

最初にやったカスタム。Bromptonの標準ギア比は重めで、カンツェラーラクラスの脚力がないと3速モデルでも一番重いギアは使いどころが少ないです。そこで全体の走りを軽くすべくフロントギアを小さくしました。これによって1速での坂道耐性が上がり、平地で3速を使える頻度も増えました。とは言え、すごくつらかった坂が普通に辛くなる程度の変化。これだけでは解決とはなりませんでした。

ちなみに、フロントギアの44T化は6速ではさらに効果的です。6速は、3速ギアに1つずつ重いギアと軽いギアが加わるイメージ。ギアの幅は広がるものの全体的に重めのギア比に寄ってしまうので(そして一番重いギアは誰がいつ使うんだと言うレベルに昇華します)44Tでギア比全体を軽くすることでバランスが取れて全てのギアが使いやすくなります。(それでも6速は重すぎて、出番は下り坂でスピードを上げたい時など限定的です。)安価にできる変更なので、3速でも6速でもギアが重いと感じている人は試してみる価値のあるカスタムです。僕はお店でやってもらいましたが工賃込みで6,000円くらいだったと思います。

Joseph KuosacのローライズハンドルとBBBのバーエンドバー (効果:★★★★)

BromptonのMタイプはハンドルの位置が高く、上半身が直立に近い姿勢になるので坂道と逆風がつらいです。Joseph Kuosacのローライズハンドルに変えると、純正Mハンドルの雰囲気を壊さずにハンドル位置を純正Sタイプよりも低くして、前傾姿勢で空気抵抗を減らして強く踏み込めるようになります。また、ハンドルが体に近いBromptonは坂道で車体を体に引きつけられず登板効率が悪いのですが、バーエンドバーを縦に握ってハンドルを引きつけることで坂道で効率よく踏み込めるできるようになります。ハンドルが4,000円程度、バーエンドバー は2,000円程度なのですが走行性能はかなり上がるので、費用対効果の高いカスタムです。

Bromptonらしさは少し減ってしまうけど効果抜群。

TOKENのセラミックベアリングボトムブラケット(効果:★★★)

Bromton純正BBはプラスチック製のため踏み込んだ時に軋み、力が逃げている感覚があります。TOKENのボトムブラケット(BB)は剛性が高く力が逃げない上、ベアリングの性能も上がるので回転が良くなります。ただ、走りの違いは実感できるものの、他のカスタムと比べると効果は薄い印象。コストも15,000円を超えるので優先順位は下げてよいかもしれません。

純正のBB
Token BB. 見た目は違うけど気付く人はいないレベル。

三ヶ島EZYペダル(効果:★★★★★)

三ヶ島のEZYペダルとBromptonの純正ペダルはもはや別次元の性能です。EZYペダルは回転性能と剛性が非常に高いので、踏んだ力が全て回転力になるのに対し、純正ペダルは回らない上たわむので力が伝わりません。三ヶ島EZYは持ち運びの際取り外さなければならないので、便利さは折りたためる純正ペダルに劣ります。でも、それを考慮してもEZYは素晴らしい。コストは10,000円強と決して安くないですが、走行性能は大きく上がります。

とにかくよく回る三ヶ島EZYペダル
純正ペダルは折り畳めて便利だけど力がうまく伝わらない。

3速から6速へ(効果:★★★★★)

もともとSouthwest Trains号は3速モデルだったのですが、Bromptonはギア比が重めに偏っているので軽いギア(1速)でも急坂はつらいものがありました。フロントギアを44Tに変えて改善はしたものの、勝沼の山道を走って挫折し、6速への変更を決意しました。6速モデルの1, 2速は3速モデルの1速より軽いので登坂が楽ですし、使い所は限られますが重いギアも1段追加されてギア比が非常に広くなります。ギアを適切に切り替えることで普段使いでも疲れにくくなるので、Bromptonは6速がベスト。外装2速の方が走りが軽くてよいと言う意見もありますが、内装/外装ギアの差は小さいのでギア比が広いメリットの方が大きいです。

ちなみに、3速から6速への変更はホイールを含めた後輪周りのほとんどを交換しなければならないので6〜7万円かかります。街乗りと言っても坂は避けられないので、これから買う人は6速モデルを買って、オーバースペックだったら減らしていくのが賢明だと思います。

Southwest Trains号は年式が古いので純正シフトレバーは品切れ。デザインを損なわないマウンテンバイク用のものを流用してもらいました。LOROサイクルさんありがとう。

以上、Brompton Southwest Trains号のカスタム史でした。これらのカスタムで貧脚の僕でも平地なら30km/hまでは簡単に出すことができるようになったので、結構走行性能は上がったと思います。(カスタム前は23〜24km/hくらいまでが簡単に出せる範囲。)Bromptonで速く走りたい人はご検討を。

興味があるカスタムがあったら是非試してみてください。

↑こちらの動画でも紹介しています。