エレアコで生アコギ のような音を出すのはギター弾きの永遠のテーマ。なぜ永遠のテーマになるかと言うと、誰も成功した人がいないから。さまざまなエレアコ用機材が発売されてきたものの生アコースティックギター のような音は出ません。

エレアコはライブでは必須だし、マイクを使わないのが楽で録音や配信でも使いたい。そして何より困難に立ち向かう自分に酔っちゃう人が多いため、たくさんの人がエレアコのプリアンプ・エフェクターにこだわりを見せています。

かく言う自分もこんな大袈裟なエフェクターボードでミニエレアコを弾いてます。

2020年4月までのエフェクターボード

構成は以下の通り。(今回は音に関係するエフェクターのみ。ルーパー については以下の記事をご参照ください。)

ペンタとライカとブロンプトン

null

プリアンプ;LR Baggs Para Acoustic D.I.(通称パラアコ)

ギターのピックアップは、LR Baggs ibeam passiveを使っているのですが、パッシブタイプ(電池を使わないタイプ)なので出力が弱く、プリアンプが必要です。パラアコは同じメーカーだけあって、ibeamとの相性が良くてすごく素直な音が出てきます。EQもついていて音の作り込みもできるので核になる音はパラアコだけで作れます。説明書にはibeamをはじめ、LR Baggsのそれぞれのピックアップに最適な設定が書かれているので、ピックアップとプリアンプはセットで設計されているんでしょうね。だからメーカーを揃えた方が良いです。別のメーカー同士の相性を調べ出すとお金がいくらあっても足りませんので…。

リバーブ;Strymon BlueSky Reverb

パラアコで作った音は綺麗ですが、平坦な音です。生ギターはボディーの中で音が響いて反響しているのでその反響成分をリバーブで加えてる必要があります。リバーブは各社クセがあるのですが、このStrymonのリバーブは残響が自然で他社のものよりもアコースティックギター に合います。

ディレイ;One Control Sea Turquoise Delay

リバーブで反響音を加えてもまだ音的に納得のいかない部分、それは音の混ざり方です。複数の弦をまとめて弾いた時に、生ギターは綺麗に音が混ざって1つの和音として聞こえてくるんですが、エレアコの場合は1本1本の弦が別々に聴こえて濁った感じになります。これをなんとか解消できないかと使ってみたのがディレイ。生ギターには存在しない成分ですが、加えたら少し音が混ざりやすくなりました。でも、アルペジオなら十分満足だけどストロークだとまだ音が濁っていると言うレベル。

そこで、このディレイをT.C. ElectronicのBodyrezというアコースティックエンハンサーに交換してみました。

アコースティックエンハンサー、聞き慣れない言葉ですね。おそらくT.C. Electronicの造語です。アコースティックギター のような音に近づけると言う意味合いで使っているようですが、メインの機能はアコギ に合わせて設計したコンプレッサーだと思います。1本1本の弦の音の粒を揃えて奥行きを持たせるようなイメージ。かけ過ぎてしまうとデジタル臭く奥に引っ込んだ音になりますが、良いバランスを見つけると弦の音が綺麗に混ざるようになります。これをつけてはじめてストロークの音をきれいと感じられるようになりました。

2020年5月。ディレイに変わりBodyrezが追加されたエフェクターボード

かなり満足のできる音になったので、これでエフェクター探しの旅は終わりにしたいところです。でも新しい商品が出たらまた気になっちゃうんだろうなぁ。