ペンタとライカとブロンプトン

ペンタックス, GR, Mモノクローム, Brompton, ミニギター豆鉄, そして台湾

涙が出てしまうのはやさしさにあふれた歌声

歌がうまい・下手という言葉はあまり好きではありません。歌い方に技術があるのは間違いありませんが、その技術が人の心を動かすかはまったく別の問題だから。

 

人の心を動かす歌声とは、やさしさにあふれた歌声だと思います。気持ちを込めて、愛をこめて歌う。漠然としてわからないこの感じを、玉置さんはわかりやすく見せてくれます。

 

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 斉藤由貴のために昔に書いた曲を一緒に。彼女は声を1つ1つの音符にきっちり当てるようにに合わせて歌います。それに合わせて、玉置さんも声を張らずに1つ1つの音を丁寧に歌う。だからハーモニーがきれいに聞こえる。自由に歌ってしまったらハーモニーは成立しません。相手に合わせるやさしさ、歌唱力ではなく歌を伝えたいという気持ちが感動を与えます。

 

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中島美嘉とのデュエット。彼女の歌い方は独特なのでコーラスは難しい。斉藤由貴よりかなり難易度は高いと思います。1音1音の歌い始めは常に小さく、すぐに大きくなります。この歌い方は音程も取りにくいし、そもそも歌いやすくはありません。それなのに玉置さんは同じような歌い方でとても自然にコーラスを載せています。こんなこと常人にできることじゃない。

 

本人は意識してやっているわけではないのでしょう。自然に相手に合わせて歌うのが彼の歌い方。それはすなわち歌と相手を大切に、やさしく愛情をこめて歌うということ。1人で歌うときもそれは同じ。だから彼の歌は心に響くのでしょう。

 

僕はコンサートに行くと2曲目で泣き始め、あとはずっと泣き続けています。歌がうまい・下手という次元を超越したところにいる玉置さん。ほんの数%でもいいから真似できたらと思います。