ペンタとライカとブロンプトン

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空港で焦る意義

フランクフルト空港での乗り換えの一幕。

 

乗換なのになぜか一度外に出されたので再度荷物検査に並んでいると、後ろから中国人女性が走ってきます。手にはチケットが表示されたスマートフォン。ものすごくイライラした表情と声で

 

『すみません。乗換までの時間がないの。通して。』

 

と言います。

 

あまりの剣幕なので笑顔で言葉を交わす気も失せてジェスチャーで前に入れると、僕の前にいたドイツ人のおじさんに同じことをしています。結構神経質そうなおじさんなのに、アグレッシブに行くなあ、と思っていたら

 

『私も乗換まで時間がないんだ。みんな時間がないんだから待ちなさい。』

 

と正論でキレられています。まあ実際はみんなじゃないんだけどね。僕なんか次の便まで5時間あってこうやってブログ書いちゃってるし。

 

このドイツ人のおじさん、なぜか大きなカバンの中から薬を次々と出してトレーに入れています。薬はトレーに入れる必要ない気がするんだけど、一方でさすがにこの量をカバンに入れっぱなしだと引っかかるのかもしれないと言うレベル。ものすごい時間がかかってる。中国人女性はイライラ、目の前で負の連鎖が起こっています。

 

後ろにいたインド人がこの光景を見て僕に微笑み(苦笑)かけてくれたので、こちらは落ち着いて待っていましたが僕の前は殺伐としています。やっとドイツ人のおじさんがゲートを通り、いつ終わるかわからない薬の収納を開始。そして次の中国人女性がゲートを通るとピンコーン!と止められてます。ブーツが引っ掛かってる。ブーツなんか引っかかりやすいのだから脱いでおけばいいのに。分からないのなら事前に聞くとか。と言うか飛行機でブーツなんて履かなきゃいいのに。

 

ちなみに、僕の後ろのインド人は『ねえ、iPadってカバンの中でいけると思う?』って聞いてきたので、『多分ダメだよ。でもやったことないから時間あるなら試してみてよ。僕も行けるのか知りたいし。』と言ったのですがちゃんとカバンから出して無事通過していました。結局僕らの方がドイツおじさん・中国人女性よりも早くゲートを抜ける始末。焦っても結果の出ない負の連鎖。空港の乗換システムがとんでもなく非効率ゆえに起きたイライラなので、本人を責めるわけにはいきませんが、なんか無駄だな、と思った一幕でした。

 

そもそも、乗換が同じ航空会社であれば、前の便が遅れてもほとんどのケースで次の便は待っています。積み残してしまうと残された人の面倒を見なければいけなくなってよりコストがかかるからです。今回は2人ともルフトハンザだったので、フランクフルトであることを考慮するとルフトハンザ同士の乗り換えの可能性が高い。それならば焦る必要はなかったはずです。まあ慣れていなければ焦ってしまうのは仕方ないですが。

 

やっぱり問題は態度なのかな、と思います。彼女が笑顔で『ごめんなさい』と言えていたらドイツ人との軋轢も生まれなかっただろうし、僕もインド人と遊ぶことなく彼女のブーツに気づいてあげられたのかもしれません。そうしたらもっとスムーズに気分よく通れたはずです。

 

まあ空港ってそういう負の感情の渦巻く場所なんですけどね。それでもみんなが気分を害して得るものが無いって切ないな、と思った一幕でした。